当山は
総本山を身延山久遠寺、
直接の本山を池上本門寺とする。
開創は、文永年間(一二六〇年代)
日蓮大聖人の直弟子六老僧のひとり
日朗聖人の弟子になられた、
九老僧越中阿闍利朗慶上人にて開山。
八幡太郎義家の子孫という豪族、
荏原氏の館に創建された寺だったという言い伝えがある。
『江戸名所図会』の「中延八幡宮」に関する記述では、
荏原氏が八幡神社と法蓮寺が建つ地に館を構えていたとしている。
館には、先祖から受け継いだ八幡の神像が祀られていたようだ。
神仏習合時代のことであり、
荏原氏により法蓮寺開山と同時に八幡神社も作られた。
八幡さまはもともと源氏と縁の深い神さまだが、
荏原氏支配の旗の台、中延地区はとりわけ源氏との関係が深かった。
中延には「源氏前」という地名が近年まであり、
小学校の名前として今も残っている。
当山の歴史は古く
多くの史跡が点在する。
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御会式や彼岸会などの行事は
信者の参詣で大いに賑わう。
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当山の境内には、
武蔵国荏原郷の古い歴史を今に伝える、
品川区内の由緒ある七つの社寺
大井藏王權現神社、不動院東光寺、養玉院如來寺、上神明天祖神社、
八幡山法蓮寺、仏母山摩耶寺、小山八幡神社
に祀られる荏原七福神のうち
清廉で商売繁盛・福徳をもたらすと言われる
恵比寿天が祀られている。